地震、台風、豪雨…。日本各地で自然災害が頻発する中、「もしもの時、どこに避難するか?」は誰にとっても身近なテーマになりました。そう、災害が日常になる時代です。
都市に暮らす人たちにとって、ライフラインが断たれるリスクや避難所の環境への不安は、現実的な問題です。
非常食、モバイルバッテリー、防災リュック…準備している人もそれなりにいるかもしれませんね。
そんな中、不安を解消する方法のひとつとして、「別荘地をもう一つの暮らしの拠点として持つこと」が有効と考えています。
都会とは別に、自然の中にもう一つ、自分の居場所を持つ。それは「ただ避難する場所」ではなく、ふだんの暮らしを深め、人生の視野を広げる場所でもあるのです。
一歩踏み込んで、こんな選択肢があってもいいのではないでしょうか?
いわば、「避難もできる暮らしのセーフティネット」という考え方です。この記事では別荘地での二地域居住と災害時の可能性についてまとめました。
災害意識が高まりつつある人、二地域居住に何となく興味を持ちはじめた人のヒントになればうれしいです。
放置された別荘地が防災拠点になる?

全国には空き家や放置された別荘地が数多く存在します。しかし見方を変えれば、これらは水道や電気などのインフラが整った自然に囲まれた使われていない暮らしの土台です。
災害時に備える拠点、そして日常的に通うこともできる二地域目の暮らしとして、視野を広げるときが来ています、
僕たちが活動している長野県小諸市にも、かつて賑わったものの、今は空き家や空き地が増えた別荘地があります。そこに新たな光をあてようと動き始めました。
それはただの再生ではありません。目指しているのは「防災 × 暮らし × 未来」の三拍子そろった場所。誰かが所有していた土地や建物を「第二の拠点=森のシェルター」として活かしながら、人と人がつながり、安心と自由を両立できる場に変えていく取り組みです。
「避難」ではなく「育てる暮らし」へ

防災というと、「いざという時だけ使うもの」と思われがちです。それを日常的に関わる「もう一つの居場所」にできたらどうでしょうか?
雨水をためるタンク、薪で暖を取るストーブ、太陽光パネルと小さな蓄電池、焚き火を囲んでつながるコミュニティ・・・
こうした装備や場がある森の拠点は、災害時の逃げ場としても機能しますが、それ以上に自然のリズムの中で自分を取り戻せる場として、日々の暮らしに余白や深呼吸の時間をもたらしてくれる存在になります。
実際に起きた「もしも」に想像を重ねてみる

もしもの災害が起こったら。都市部に住む人の中には、家は無事でもライフラインが止まり、どこにも行けずただ不安を抱えて過ごすことになります。
そんなとき、もう一つの拠点があったとしたらどうでしょうか?ガスがなくても薪で煮炊きでき、湧き水で急場をしのぎ、近所に頼れる仲間がいる場所があるとしたら・・・。
単なる「避難」ではなく、「移動して暮らす」という選択肢があることを知ってほしいんです。
防災の先にある「自由に生きる力」

この取り組みを通して本当に伝えたいのは、「防災のためにもう一つの拠点を持ちましょう」ではなく、「備えることが生き方を選ぶ自由につながる」ということです。
森の拠点は、ただのバックアップではありません。何もないときは、静かな週末を過ごしたり、子どもと自然と触れ合ったり、仲間と焚き火を囲んで語り合ったりできる場所。
そして、いざというときにはしっかりと命を守る場所になる。それは、人生の保険ではなく「可能性」なのです。
小さな森の拠点から未来をひらく

災害対策と聞くと、何かを我慢したり備蓄したりという発想になりがちですが、別荘地の再活用は、「愉しみながら暮らしを守る」選択肢でもあります。
かつての別荘をこれからの新しい暮らしの拠点へ。今こそ未来の安心を自分たちの手で整えてみませんか?
僕たち森プラスでは、長野県小諸市を拠点に放置されていた別荘地や土地を活かし、自分でつくる森の暮らしを提案しています。
・別荘地の土地選びサポート
・拠点づくりのセルフビルドやハーフビルド支援
・薪ストーブや雨水タンクなど防災的暮らしの導入
・定期的な「森の暮らし体験」やオンライン相談会
などを行っています。必要に応じて宅建業者としての仲介も行い、二地域居住・防災兼ねたライフスタイルづくりを伴走しています。
あなたにも森にもう一つの居場所を

もし今、心のどこかで「このまま都会だけで暮らしていて大丈夫だろうか?」と感じているなら、それは立派な第一歩のサインです。
「備え」から始まってもいい。でもその先には、思ってもみなかった自由な暮らしの扉が開いています。
森に、もう一つの拠点を持つ。それは不安を減らすだけでなく、人生を豊かにする希望の選択肢です。
まずは、僕たちの森に遊びに来てみませんか?体験やご相談を受け付けしています。お気軽にお問い合わせください。