別荘地の良いところって何だと思いますか?いろいろありますが、大きなものに森、木々があることが挙げられます。
僕たちのフィールドに隣接する別荘地にも森があります。でも別荘地に入るまでの集落には森がありません。
集落はいわゆる田舎。であれば森があってもおかしくないけど、実はそうでもないのです。
人が住み始めると余分な木は時代とともに伐採されていく、大雑把にいうとこんな感じだと思います。
そして木々が減ると森がなくなっていくという流れです。
そんな集落を通り、別荘地の中に入ると、体感気温が変わるのがわかります。その差は明らかです。
木々があるから涼しいんですね。
森の家に住んでみて、木があるか否かでどれだけ気温が違うかは実感の毎日です。
こんなに大切な役割を果たしている木々たちをむやみやたらに伐る人たちがいます。理由はどうあれ納得できません。
かといって、木があるのは良いことばかりではありません。
一番の問題は倒木です。特に赤松は松くい虫にやられると厄介です。
伝染しながら枯れていくので倒木の危険性が広まっていきます。
枯れた赤松は早めに伐っていかないといけなくなります。
一方で、人が暮らしていくには一定のスペースが必要です。
家を建てるとなると、敷地部分は伐採、伐根します。周辺の木は倒れてくる可能性があるので伐らないといけません。
でも伐るときは最低限にしたい。そうしないと木々はなくなり、周囲はどんどん暑くなる一方です。
目の前の人間の都合ばかり考えると、温暖化を加速することになります。
木々は心を穏やかにさせてくれます。大きな器のような存在です。
別荘地の森を守りながら、健やかに暮らしていける環境をつくっていきたい。
どうすればできるのか、日々いろいろと考えています。