僕たちが森の暮らしができる場所を必死で探していた頃の体験談です。
山林物件さがしは必ず現地確認をする!これが鉄則という話です。
当面開拓作業するのには現地滞在が必要。となると寝床が要る。
今ある道具などをとりあえず収納する場所も必要。
何より建屋があった方が仕事を始めるのが早い。
そんな理由で当時は建屋付き物件も選択肢に入れて動いていました。
そんな中、ネットで手頃な物件を見つけました。周囲の木々がきれいで何より土地面積が500坪となっています。写真を見たかぎり建屋もそんなに悪くありません。
価格は予算オーバーですが、まずは見に行かないと!すぐさま不動産屋さんに連絡を入れました。
「この物件は人気が出そうなので週末で申込が入ったら申し訳ありません」という話。
「そうかもと思ったので明日行きます」先方も予定をつけてくれて弾丸で向かいました。
建屋付きで500坪、しかも木がきれい。最寄りインターから15分以内。これは申し込むしかないな。お金の算段がつかないけど、かき集めたら何とかなるんじゃないか・・・
行きの車の中はまさに妄想状態。まさに胸躍らせてという感じでした。
現地に到着すると500坪はどこなんだろう?という感じ。
半分以上は川へ向かった傾斜地でどうしようもありません。実質利用できるのは200坪というイメージでした。
さらに家の前には別所有者の倉庫らしきもの、裏には民家があり、このロケーションでは難しい。建屋の中も見学しましたがかなり手を入れる必要があります。
胸躍らせてもつかの間、一気にトーンダウンしました。
エリア周辺は、インターから至近ということもあり気になっていました。木々がきれいなのですが家が点在しています。周囲をみて候補から外さざるを得ないことがわかりました。
物件写真だけ見ての判断は厳禁です。PR用なので良いアングルのものしか掲載していません。面積の表記にも傾斜地があるといったネガティブ情報は掲載がありません。
ちょっと考える当たり前のことですよね。物件を毎日必死で探しているとだんだん視野が狭まっていきます。
冷静に冷静に。必ず現地確認することをおすすめします。