地方移住の新しい形「老後なんて言葉は不要」60歳からは生き直しの時間|地方で小さく働き自由に暮らすという選択

森の暮らし

いま、地方移住をめぐる記事の多くは「老後の備え」「年金でやりくり」「理想と現実のギャップ」といった終わりの物語で語られがち。でも本当の地方移住の魅力はそこではありません。

「定年後はのんびり畑でも…」そんな言葉を聞くたびに、少しもったいないなと思うのです。

60歳を過ぎても、自分の手で小さな仕事を生み、好きな人と関わり、自然とともに生きる。それは「余生」ではなく「第二の青春」です。

目次

移住は「逃げ」ではなく「始まり」

森の暮らし

都市での競争に疲れたからではなく、自分らしい暮らしを自分で設計するために地方へ向かう。それがこれからの地方移住のかたちです。

森を開拓して小さな拠点をつくる人、週末ごとに森へ通いながらセルフビルドで家を建てる人、地域の人と森仕事を介して学び合う人…。


みんなに共通しているのは、「働くこと」と「暮らすこと」を切り離さない生き方をしているということです。

移住は「引退」ではなく「再スタート」

都市の便利さやスピードから一歩離れ、森の中で、自分のペースで働き暮らす。

僕たちが提案しているのは、「スローライフ」ではなく「セルフビルドライフ」。

会社の看板ではなく、自分の名前で生きていく。これまで培ってきた経験や技術、ネットワークを森の暮らしの中で「再編集」して使うのです。

DIYで小さな拠点をセルフビルドしたり、森仕事を通じて人が集まる場をつくったり。動けば動くほど、新しい仕事や出会いが生まれます。

老後という言葉が人を老けさせる

森の暮らし

「もう年だから」「定年だから」と言った瞬間に、自分で自分の未来にフタをしてしまうことになります。

別荘地の森で出会う70代80代といった人生の先輩たちは、みんな目がキラキラしています。共通しているのは、「自分がやりたいことをやっている」という一点。

「もう年だから」ではなく、「まだやれる」「今だからできる」。

都会では“終わり”に見える年齢が、ここでは“始まり”になるのです。

畑で育てた野菜を直売したり、小屋をセルフビルドしてレンタルスペースにしたり、クラフトや木工を教えたり・・・

働くことをやめないから暮らしが育つ。暮らしが育つから心が若返る。

小さな商いを起こし、木工や畑を愉しみながら、自分の得意を人の役に立てている。収入は多くなくても心のエネルギーは満タン。そんな日々が待っています。

自分の手で生み出す「小商い」という自由

「働く=会社」ではなく、「働く=自分の時間を生かすこと」。

森の暮らしには、都市では考えられないほどの可能性があります。
・空き家や山林をリノベして、場をつくる
・倒木を活かして、商品や体験に変える
・地域の人と協働して、小さなコミュニティビジネスを立ち上げる

どれも大きな資本は要りません。必要なのは、「自分の手でやってみよう」という意志だけ。年金や退職金に頼る人生から「自分でつくる生き方」へとシフトする考え方です。

地方では、やり方次第でたくさんの小さな仕事が生まれます。今はどこにいても仕事ができる時代。競争の激しい都会より地方の方がチャンスがあります。
・空き家を直してレンタルする
・薪づくりや畑づくりを教える
・クラフトや自然体験を商品化する
・会社員時代やってきたことをリモートで教える

アイデアは無数に出てきます

どれも身近な自分の得意や経験を活かしたり、オンラインを活用した小商いです。年金に頼る暮らしではなく、「動くからこそ健康」「つながるからこそ安心」という暮らし方へ舵取りしましょう。

老後”ではなく「自分で選ぶ生き方」

森の暮らし

「地方移住は老後の選択肢」――そう思われがちですが、
本当は“これからをつくる挑戦”なんです。

失敗したら戻ってもいい。
完全移住でなくてもいい。
二地域居住や、週末の森通いから始めてもいい。

大切なのは、
「動きながら考える」こと。

その一歩が、人生の続きを鮮やかにしてくれます。

これからの時代、移住は「終の住処」ではなく「実験の舞台」。一人ひとりが小さく始めて、試して、つくっていく。

もしうまくいかなければ、また別のやり方を選べばいい。二地域居住でもいいし、月に数回の森通いでもいい。正解よりも「実践」が大事なんです。


森では、人生が再び動き出す

森の暮らし

地方移住の失敗談がニュースになるたびに思います。それは「年金で暮らそうとした人の話」であって、「自分の手で暮らしをつくろうとした人の話」ではない。

僕たちは、森の中で「小さく働き、豊かに暮らす」人たちをサポートしています。土地を探すところからセルフビルド、二地域居住まで。

いわば、「生き方リノベーション」の伴走者です。

人生は「老後」ではなく「続編」。60歳からはまだ書かれていない「もう一冊の人生」が始まります。

あなたの人生の物語、次の章を森で一緒に開いてみませんか。「いつか」ではなく、「そろそろ始めたい」あなたへ。
森での暮らし方や小商いの可能性を実際に体験しながら感じてみませんか?

“老後”という言葉を外した瞬間、人生はもう一度始まり直す。

60歳からでも遅くない。むしろ、今がいちばんおもしろい。

森で、自分の時間を取り戻したい人へ。ようこそ「新しい青春」の世界へ。

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