「売れない土地」ではなく、「まだ出会っていない土地」かもしれません。

道路から少し登った場所にある土地。斜面が多く住宅用地としては使いづらい土地。草木に覆われ人が入った形跡もない土地…。
別荘地を歩いていると、ときどきこんな土地に出会います。
不動産業界では、あまり注目されない土地です。というか見向きもされません。
実際、住宅を建てることだけを考えれば、平坦な土地の方が便利でしょう。でも僕は、そんな土地を見るたびに思うのです。
「本当に価値がない土地なのだろうか…?」と。
40年前に託された夢

昭和の別荘ブーム。多くの人が自然の中での暮らしを夢見て土地を購入しました。土地神話なんて背景もあったのかもしれません。ここイトーピア小諸も例外ではありません。
ところが人生は思い通りにはいきません。バブル崩壊。仕事に追われる日々。子育て。転勤。親の介護…
気がつけば何十年も訪れることなく時が流れていました。そして今、所有者の多くは高齢になっています。
「元気なうちに何とかしたい」「誰かに引き取ってほしい」「相続したけど使い道なく処分したい」
そんな声を耳にする機会が増えてきました。
人が来なくても、森は育ち続けていました。

人の時間は止まっていても、森の時間は止まりません。
この別荘地「イトーピア小諸」の分譲開始から約40年間。木々は根を張り、幹を伸ばし、枝を蓄え、土を育ててきました。
春には新緑が芽吹き、夏には木陰をつくり、秋には落ち葉が土を豊かにし、冬には静かに雪を受け止める。
誰にも見られなくても、森はずっと生き続けていたのです。
一方で、手入れのない森は荒れていきました。大きく高くなった樹木は倒木の危険性にさらされる…いつしか厄介者扱いにすらなっています。
そんな木や森を蘇らせることはできないものか…日々考え続けています。
僕たちは「住宅用地」として売ろうとは思っていません

正直に言います。
このページに掲載している土地の多くは、一般的な住宅用地としては向いていません。平坦ではありません。倒木もあります。灌木や下草刈りも必要です。整備しないと利用できないところばかりです。
場合によっては登っていくための階段や車寄せ駐車スペースも必要です。
でも、それを面倒だと思わない人もいます。むしろ「自分の手で少しずつ育てたい」人たちがいます。
そんな人たちがこうした土地たちを知ってもらうためのページです。
こんな人に向いています
- 森の中に自分だけの居場所が欲しい
- 自分の手で少しずつコツコツ作業してみたい
- 小さな小屋やデッキをつくってみたい
- 樹木をたのしみたい
- DIYをやってみたい
- 森や自然と関わりながら過ごしたい
- 月に数回でも自然の中でリフレッシュしたい
- 完成品よりも「つくる過程」を楽しみたい
- 人生後半の新しい趣味や遊び場を探している
こんな人には向いていません
- すぐに住宅を建てたい
- 車横付けが必須
- 管理や手入れをしたくない
- 利便性を最優先したい
- 完成された別荘を探している
森の可能性図鑑とは
このページでは、「住宅用地としての価値」ではなく、「小さな森としての可能性」に目を向けて紹介しています。
それぞれの土地には個性があります。見晴らしが良い土地。木漏れ日が美しい土地。静けさに包まれた土地。秘密基地づくりに向いた土地。小さなアトリエに向いた土地…。
同じ土地、同じ森はひとつとしてありません。
僕ならこう使います

僕たちは信州小諸で人の手が入っていない森をゼロから開拓し、小さな家や離れアトリエをセルフビルドしてきました。
そんな経験と性分から物件を見ると、「ここに何を建てられるか」ではなく「ここでどんな時間を過ごせるか」を想像します。
例えば…
小さなデッキをつくる。ハンモックを吊るす。薪づくりに勤しむ。ブルーベリーを植える。鳥の声を聞きながらコーヒーを飲む。友人を招く。
少しずつ森を育てていく。そんな使い方です。
森は買って終わりではありません

森との付き合いは購入した瞬間から始まります。
草刈り。間伐。道づくり。デッキづくり。小屋づくり。薪づくり。家庭菜園…。
森のある暮らしは完成品を買うものではなく、自分で育てていくものだと思っています。
だから僕たちは土地を紹介するだけでなく、森との付き合い方も一緒にお伝えしています。
もし、この森の街区が気になったら
ここに掲載されている土地は、不動産広告の条件だけでは魅力が伝わらない土地ばかりです。
だからこそ、現地で感じてほしいと思っています。
写真ではわからない風の音。木漏れ日。鳥の声。森の匂い。
そこに立った瞬間、「ここで何か始めたい」と思う土地があります。
40年間待ち続けた土地と次の物語をつくる人との出会い。
そんな橋渡しができたらうれしく思います。
森の街区 可能性図鑑 掲載中
住宅用地としては難しい。でも人生を豊かにする可能性はたくさんある。
そんな土地たちを紹介しています。
あなたなら、この小さな森をどう使いますか?
森を育てながら遊び、学び、つくる。
そんな世界、ひろげてみませんか?
※掲載物件ごとに、現地確認・活用相談・森づくり相談も承っています。気になる土地がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
126「小さな見晴らし台をつくる場所」

土地価格:15万円(仲介手数料11万円)
面積:331㎡(100坪)
- 住宅向き ★☆☆☆☆
- 秘密基地向き ★★★★★
- 樹木活用向き ★★★★★
- アトリエ向き ★★★★☆
- 森育て向き ★★★★☆
道路から数メートルは平坦、その先は斜面です。冬には遠くに浅間山がのぞめます。家を建てるには工夫が必要です。
でもハンモックを張るには十分。朝のコーヒーを飲むには最高です。ここに小さなデッキをつくれば清々しい気持ちになれます。
僕ならこう使います
- 3坪(6畳)の小屋を建てる
- 見晴らしデッキをつくる
- ハンモックを吊るす
- 小さな薪ストーブを焚く
- 月に2回通う
この土地が向いている人
- 人と少し距離を置きたい
- DIYが好き、やってみたい
- 森を育てたい
- 小さな秘密基地がほしい
- 完成品より過程を楽しめる
K-25「こじんまり居場所づくり」

土地価格:20万円(仲介手数料11万円)
面積:327㎡(99坪)
- 住宅向き ★☆☆☆☆
- 秘密基地向き ★★★★★
- 樹木活用向き ★★★★☆
- アトリエ向き ★★★★☆
- 森育て向き ★★★★☆
道路から数メートルは駆け上がり斜面、その上にそこそこ平坦地があります。上に上がると下とは分かれた感覚に。竹が生えているので利用したい人にはうってつけ。
隣りに居宅もあり、限られたスペースですが、こじんまりと自分だけの居場所づくりをするイメージです。
僕ならこう使います
- 工作スペースをつくる
- 趣味の小屋を建てる
- 竹細工などやってみる
- 木工に没頭する
- 月に2回通う
この土地が向いている人
- ひとり時間がほしい
- DIYが好き、やってみたい
- 森を育てたい
- 小さな自分だけの居場所がほしい
- 完成品より過程を楽しめる
437「森のプライベート拠点」
写真掲載準備中
土地価格:33万円(仲介手数料11万円)
面積:324㎡(98坪)
- 住宅向き ★☆☆☆☆
- 秘密基地向き ★★★★★
- 樹木活用向き ★★★★☆
- アトリエ向き ★★★★☆
- 森育て向き ★★★★☆
道路から数メートルはつくりかけの階段、その上にそこそこ平坦地があります。上に上がると下とは切り離されたスペース。
まずはハンモック。朝のコーヒー。次にぼちぼち整地をはじめて小さなデッキ。第一次ゴールは工房的な小屋。時間をかけて自分だけの居場所になっていくでしょう。
僕ならこう使います
- 森林浴プライベート空間
- ツリーハウスをつくる
- ハンモックを吊るす
- 工房をつくる
- 3年かけて森の拠点をつくる
この土地が向いている人
- 人と少し距離を置きたい
- DIYが好き、やってみたい
- 森を育てたい
- 小さな秘密基地がほしい
- 完成品より過程を楽しめる

