「安い土地」じゃなくて、「どう暮らしたいか」から始めよう|森の別荘地活用はじめの一歩

「別荘地で家を建てて暮らしたい」「土地選びってどうしたらいいんだろう?」一般住宅とは違う環境で手探りになりますよね?

土地を安く買って、予算を抑えたい。だから別荘地・・・みたいな考え方もあるみたい。ほんとにそうでしょうか?そのあたりをまとめてみました。

目次

安く買いたい。でも、ちょっと待って?

別荘地を見に来る人からちょくちょく聞くのが、「できるだけ安い土地がいいんです」という言葉。


その気持ち、すごくよくわかります。

今って、建築費がすごく上がっているから、せめて土地は安く抑えたいって思いますよね。

森プラス管理人

一坪あたり100万円なんて言われています。(2025年5月現在)ちょっと考えていたものとは開きがありますよね?

でも、安い土地って、意外と「安いなりの理由」があったりします。


傾斜がキツくて家を建てにくかったり、手入れがされてなくて荒れていたり、上下水道が引けてなかったり・・・。


結果的に、整備に思った以上のお金がかかってしまう…というケースも多々あるんです。

森プラス管理人

ちなみに別荘地の土地は区画の近くまで水道が来ているケースが多いので、そこから宅内まで引き込む工事が必要になります。

「どんな暮らしがしたいか」から考えてみよう

離れオフィス

土地を探すとき、つい価格や条件ばかり見てしまいがちですが、まず考えてみてほしいのは、「自分はどんな暮らしがしたいのか?」ということ。

例えば・・・

森の中の広々とした土地に、小さな家をぽつんと建てて。その横には自分でコツコツつくった小さな離れ小屋があって。


朝は離れ小屋で仕事をしたり、お昼は友だちとお茶したり、夜はお酒を持ち込んでジャズを聴きながら森のbarにしてみたり・・・。

そんな暮らしって、ちょっと憧れませんか?

実は別荘地って、そういう「ちょっと贅沢で、ちょっと遊び心のある暮らし」ができる場所だったりします。

実際に、自分で離れキャビンをつくってみたら…

離れキャビン

ちなみに僕自身も、森の中に「離れ」として小さなオフィスキャビンをセルフビルドしました。


母屋から数メートル離れたところに、小さな木のキャビン。用途は「仕事場」です。

何の因果か、ひと足先に母屋を夫婦でセルフビルド。当初は物置小屋でも建てようという流れでいました。

ところが宅建業を始めることになって事務所が必要に。そこで急遽、物置小屋予定地を事務所棟に切り替えたわけです。

この頃は東京近郊と信州小諸の二拠点を行ったり来たりしながらの作業。建て方は母屋で経験したのでそこそこイケたのですが、それでもそれなりの時間と労力を掛けました。


自分の手で思ったように空間をつくるって、ものすごく充実感があります。完成したときには、「ただの小屋」じゃなくて、すっかり「相棒」みたいな存在になっていました。

毎朝、その離れオフィスで仕事しているんですが、これがほんとうに気持ちいい。


森の中の離れにひとり、パソコンを広げてカチカチ。窓から見える木々に癒されながら、コーヒーを飲飲む。


静けさと自然のゆらぎが、集中力とアイデアを引き出してくれています。

プロに任せるところ、自分でやるところ

離れキャビン

そうは言っても、「全部自分でつくるなんて無理!」って思う人もいるかもしれません。


安心してください^^


母屋は工務店さんにお願いして、ちゃんと快適に暮らせる家を建ててもらえばOK。家は大きなサイズなんて要りません。小さな家の方が掃除もラクだし、光熱費も掛からない。

何よりコストが抑えられますよね?母屋と離れの暮らしは一軒家では味わえない魅力があります。

別荘地なら100坪以上の土地が確保できるので、空いたスペースに離れキャビンが建てられます。

母屋という居場所を確保した上で離れ小屋は自分でチャレンジ。あとは自分のペースで毎日コツコツ作業すればいいんです。

森プラス管理人

セルフビルドには居場所があるか否かはとても重要。僕たちは仮住まいアパートから通ってました^^;


毎日少しずつ変わっていく姿を見るだけでセルフビルドの醍醐味にハマっていきます。自分がやった成果が目に見えるのが快感になります。


最初は不安でも、やってみると案外なんとかなります。なにより、愛着がぜんぜん違います。

「安さ」でなく、「豊かさ」で選ぶ

離れキャビン

だから僕は、「どこが一番安いか」じゃなくて、「ここでどんな暮らしができるか」で土地を選んでほしいと思っています。

森の中に、自分の拠点を持つ。自分で手を動かしながら、少しずつ暮らしを育てていく。


それって、ただの別荘じゃなくて、「人生のベース」をつくることかもしれません。

そんな暮らしに興味がある人には、これからもいろんな形でヒントを届けていきたいと思っています。


ぜひ、一緒に考えていきましょう。

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